Gardenで見つけた3500円ぐらいのビオワイン。
ヴィンテージ2005年のボルドー(グラン・クリュ)です。
という肩書きを見る前に、大きなお月様(なのか?)に惹かれてしまいその時点で購入は決定してました。。。
ちなみに、グラン・クリュ(grand cru)とは、特級畑を意味するのですが、このグラン・クリュが示す畑のクラスは、地方によって異なるとのことです。
ブルゴーニュ地方では、最高の特級畑を意味していて、グラン・クリュがブルゴーニュ地方の畑の中で占める割合は、たったの1%だというので、ブルゴーニュ地方でグラン・クリュなんて書いてあるワインに出会ったら、それは0の数は一桁も二桁も違うワインなのでしょう。絶対に飲めんな。。。
ボルドーのメドック地区などで使われるグラン・クリュは、もう少し守備範囲が広いようです。
5大シャトーで有名なボルドー地方の格付けでは、「グラン・クリュ・クラッセ」といって、グラン・クリュの中で更に1級から5級までの計5段階の格付けにわかれるそうです。φ(..)メモメモ
ちなみに、ボルドー地方の中でも有名な地区は「メドック」「グラーヴ」「ソーテルヌ」「サンテミリオン」「ポムロール」の5つで、このワインはボルドーでもメドック地区ではなくサンテミリオン地区となります。
サンテミリオン地区の格付けは2つ。
「Premiere Grand Cru Classe」と「Grand Cru Classe」にわかれます。
Premiere Grand Cru Classe は更にAとBにわかれ、Aに選ばれるのはたった2つのシャトーだそうです。
この2つの中に、あのオーゾンヌは入っているわけですね。
安いのにとっても美味しい「Ch. Tour du Pas St-Georges / シャトー・トゥール・デュ・パ・サン・ジョルジュ2002」はオーゾンヌの元醸造長が造るデイリーボルドーという触れこみだったことを思い出しました。
じゃ、このワインは?
うん?APPELLATION SAINT-EMILION GRAND CRU CONTROLEE ?
どちらにも属さないではないか!め~(←困ったと言っている)
なぜ、こんなに頑張って調べているかと先に言いますと、このワイン、Googleで検索しても全く情報がないのですよ。情報がないとなぜか調べたくなってしまいますよね^^;
ということで、いろいろと調べてみる。
何となくわかってきました。
格付けとAOCの関係で表記が異なるようですね。
ちなみに、AOCとは、アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(Appellation d’Origine Contrôlée)と言う名称で、フランス農業製品の品質保証のことです。ワインの他にもチーズとかバターとかに与えられます。
日本語で表記すると「原産地統制呼称」とか「原産地呼称統制」などと言われてますが、もっと取っつきやすい言葉にしてほしいですよね。全部漢字なのもいけないよなぁ・・・。
ワインの場合、「Applacion d’Origine(生産地)Contrôlée」の表示を必ず入れる必要があるとのこと。
なので、このワインはAOC指定を受けているものだということがわかりました。
更に調べてみたところ、サンテミリオン地区では、格付けは得ていないが、AOCを名乗ることのできるシャトーが百数十もあるということもわかりました。
これでだいたい正体がつかめましたね。
ふ~う。なんとなく達成感がありますね^^
このワインは、AOC指定を受け、自然にこだわって造ったワインなんですよね、きっと。
独自のポリシーを持っていて、格付けなんて別にこだわっちゃいねよ。
そんな感じなのかなぁ、なんて勝手にイメージして飲んでおります。
実際このワインはとても美味しいです。
色はそんなに濃くなく、そんなにがつんと来る感じのワインではありません。
でも余韻が長めで、なんかまだ隠し持ってんじゃないの?と思わせる美味しいワインでした。
もっとボルドーのビオワインを呑んでみたいなぁ~。と、そんな気持ちになりました。