普通のhtmlファイルで構成されているホームページなら、サーバーを引っ越す場合でもファイルをコピーするだけですむけれど、ネットショップやWordPressのブログシステムなどを移動する場合はただコピーすればいいわけじゃないので、ちと面倒。
例えば引っ越し前のサーバーをA、引っ越しして今後使用するサーバーをBとして、ドメインはcameme.netだとした場合、Bでcameme.netとサーバーにドメイン登録をしても、表示されるのは、Aのサーバーの内容を表示してしまう。
これは、要するにcameme.netの住所登録はAになっていますよ。というルールがネームサーバーというところに登録されているからです。
だからといって、住所変更をしてしまえば、新しいBと言うサーバーではまだ引っ越しが終わっていないから、A同じ内容は表示されない。こういう状況に陥るわけです。
で、どうやるかといいますと、「hostsファイル」というのを使用しているPC(Windows)に設定することで、そのパソコンのみBの住所にアクセス出来るようにするわけです。
設定したパソコン以外は、今までのままAにアクセス出来るので、設定したパソコンでBの引っ越しが終わった後、住所変更をすればお引っ越し完了(メールとかいろいろと細かい設定はまだあるが。。。)となります。
ちなみに、hostsファイルのありかは、
Windows XPの場合→「C:\WINDOWS\system32\drivers\etc」
Windows 2000の場合→「C:\WINNT\system32\drivers\etc」
Windows 95/98/MEの場合→「C:\Windows」
となっています。
普通はこのような感じでお引っ越しをするんですけど、いつもそのパソコンだけで仕事するわけで無いし、この設定はWindowsのシステムファイルを弄るのでなるべくは触りたくない。
そんなときにおすすめのアドオンが「SwitchHosts」です。
これをいれることで、hostsファイルを直接弄らなくてもFirefox内で簡単にAとBの切り替えが可能です。
ホームページ制作系の仕事をしている方でしたら、これは入れておいた方がよいアドオンだと思います。